今回から、八王子の”歴史”と”絹の道”を偲んで
『全4回 特集:八王子「絹の道」を偲ぶ』をお届けします!
八王子「絹の道」は八王子八十八景の1つに数えられています。
↓↓こちらの写真は以前訪れた「片倉つどいの森公園」から
撮影した「絹の道」のスタート地点、標高213mの大塚山遠景になります。遠くに小高い丘のようになっている山です。
(使用カメラPanasonic LUMIX DMC-G1)
八王子八十八景は八王子の顔にふさわしい景観を選定しようと八王子市が平成12年度に選定事業に取り組み、市民投票などを経て平成13年11月に「みどり・公園の景」「水辺の景」「歴史・文化の景」「まつり・行事の景」「建築物の景」「みち・まちかどの景」の6種類に分類のうえ選定したものになります。
八王子市のホームページからパンフレットがダウンロードできますよ!
今回の「絹の道」スタート地点である大塚山は
駅でいうと八王子みなみ野から東の方角、八王子バイパスの
片倉IC近くにあります。
では、「絹の道」散策の前に、ほんの少し歴史的なことをお話しますと・・・・
江戸時代、甲州道中最大の宿場町だった
八王子は物資が集積する街で、
特に織物の市は「縞市(しまいち)」と呼ばれ
活況を呈していたそうです。
横浜が開港した
幕末から明治にかけては、
八王子に集められた生糸が
これから散策する「絹の道」を通って横浜まで運ばれいたのです。
八王子市鑓水の大塚山公園から
御殿橋のたもとまでの1.5kmは
八王子市が史跡にも指定してる旧道です。
中でも、大塚山公園から未舗装の1kmが
「浜街道」として、文化庁の「歴史の道100選」に
選定されているそうです。
↓↓いかにも山に登っていくという感じで
階段が続いています。
↓↓結構きつい登りですが、ここを登りきってしまうと・・・
↓↓非常にスバラシイ眺めの場所です!
実は以前からの私のお気に入りの場所、夕暮れ時は夜景がとっても綺麗な場所でもあります!
↓↓鉄塔や電波塔がどーんと立っています
↓↓では、いよいよ大塚山のほうに入っていきましょう。
ここをまっすぐ進むと十字路に出ます。左が大塚山山頂、右が鑓水方面へと向かう「絹の道」、まっすぐが北野台方面です。
↓↓大塚山の頂上へ向かうほうの階段です。
↓↓案内板があります。
ここ大塚山には明治7年(1874)生糸商人たちが浅草花川戸から道了尊を勧請した道了堂が以前あったそうです
今現在は道了堂跡となっています。
↓↓かつての栄えていた頃の道了堂周辺の図
↓↓石碑がありました。
↓↓こちらが、大塚山山頂です。
↓↓山頂の奥には道了堂跡がありました。
↓↓山頂を見終わったらいよいよ、「絹の道」を通って、鑓水方面に歩いていきます。
先ほどの階段をおりて歩いていくとほどなく、でっかい貯水槽がみえてきました。
↓↓ひたすら土の道を踏み締めながら歩いていきます。
↓↓途中のどかな光景や民家を横目に見ながら進んでいきます。
↓↓緑がまぶしくて、道もきれいです。
この周辺を清掃しているボランティアの会もあるそうです。
感謝です。
↓↓そして、1kmほどの未舗装の道を抜けると、
舗装された道に出てきました。
「絹の道」の案内板もたっています。
↓↓案内板の拡大図
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市指定史跡 絹の道
御殿橋から大塚山公園(道了堂跡)まで
安政六年(1859)の横浜開港から明治はじめの鉄道の開通まで、八王子近郷はもとより長野・山梨・群馬方面からの輸出用の生糸が、この街道(浜街道)を横浜へと運ばれた。
八王子の市(いち)にほど近い鑓水には生糸商人が多く輩出し、財力もあって地域的文化も盛んとなり、鑓水は「江戸鑓水」とも呼ばれた。
なお、この「絹の道」という名称は、地域の研究者が昭和二十年代の末に名づけたものである。
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それでは次回は、
この場所からすぐ近くにある、
「絹の道資料館」をお届けしたいと思います!
⇒【特集:八王子「絹の道」を偲ぶ|第二回 絹の道資料館】
◆鑓水の「絹の道(シルクロード)」
【住所】
東京都八王子市鑓水
【地図】
大きな地図で見る
◆私、「あいがぁ@八王子」が訪れた八王子八十八景リスト
⇒こちらをご覧ください!
それでは今回はこの辺で!
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私も夏の終わりに行ってきました。
自転車で行ったのですが…あの辺はキツかったですね。
実は資料館に行き絹の道を通って帰ろうと思っていたのですがあの階段のおかげで帰れなかったのです…。
そしてあの鉄塔の脇の道を行ったら…ほぼ元の場所に戻ってました(泣)
結局行きと同じルートで帰りました(笑)